テレポートを上手く使おう。重要な3つのテレポートパターン!
皆さん、テレポートを使ったことはありますか?
現在のトップレーナーは多くの場合テレポートを持ち、またミッドレーナーもテレポートを持つ機会が多くなってきました。ただ、このテレポート、上手く使うのは簡単ではありません。
「テレポートを使ってみたはいいけれど、敵が逃げただけで何も得られなかった」という苦い経験が、誰しも1度はあるのではないでしょうか。
テレポートを上手く使うためには、まず状況の判断が重要です。今回はテレポートを使う時、どこを注目して、そしてどのような使い方をすればいいのかという解説です。
はじめに…
テレポートは持っているソロレーナーが使い方を決めるものであり、今回の記事はそのtop / midのプレイヤーに向けた記事です。しかし、他のロールにテレポートの知識が必要ないかと言われるとそうではありません。
Season6に入り青トリンケットが流行した結果、ワードを持っているのはサポートだけという事も珍しくありません。その場合、サポートは味方がテレポートしてくる位置を、ほとんど自分で決めることになります。また、サイトストーンが買えるまでの序盤は、ジャングラーもADCもサポートもワードを置く数はほぼ同じです。ADCとして味方のテレポートガンクを期待するのなら、自分は適切な位置にトリンケットを置いておく必要があります。
ともかく、テレポートが上手く刺さるかどうかは、テレポート先であるワードの位置が非常に重要です。特にサポートは、序盤中盤終盤に関わりなく、「自身がトップレーナーだとして、どこにテレポートしたいか」「戦闘が起きた時、どこにワードを置くか」を考えつつワードを配置しましょう。
テレポートガンク
ここでは序盤のボットレーンへのテレポートガンクを説明します。ボットレーンの草むらにテレポートし、ボットレーンの有利を築いたのちドラゴンやタワーなどのオブジェクトを取るのが狙いです。
このパターンは敵の背後にテレポートできる状況で、サポートやジャングラーが協力して敵の逃げ道を上手く無くす、あるいは足止めできることが重要です。
♦見るべき状況
- テレポートするワードの位置
- 味方が合わせられるレーン状況とヘルスか
- テレポート完了までの4秒間で敵に逃げられないか
- 敵のテレポートや敵ジャングラーでカウンターされないか
♦テレポートする位置
大体はこの場所になります。敵がタワーまでかなりプッシュしているのなら、手前側のブッシュにテレポートしてもガンクが通るので、状況を見て決めましょう。
タワー奥は敵のタワーにダイブする際のテレポートです。ジャングラーが裏から入り、その周辺にワードを置いて、タワー下4v2、あるいは5v2を仕掛ける場合のテレポート位置になります。これを成功させればほぼ間違いなくタワーとキルを獲得できますが、敵ジャングラーが寄ってきた場合や敵レーナーがテレポートしてきた際の対処などもしっかり考えておきましょう。
♦他にも…
テレポートガンクにも種類があり、ホームガードのMS増加を利用したイニシエートやキャッチなどがあります。そうなってくると位置は無限大なので特に記載はしていませんが、チームに明確なイニシエートの方法がない場合、ホームガードを利用したテレポートイニシエートはとても強力なので覚えておきましょう。
カウンターテレポート
テレポートの花形と言えるのがこのカウンターテレポートです。敵ジャングラーのガンクや敵レーナーのテレポートガンクに対してカウンターすることで、敵の狙いを崩しこちらの有利にすることができます。
カウンターに重要なのは"タイミング"です。敵がガンクを完成させようとしたその瞬間にテレポートしましょう。
♦見るべき状況
- 戦闘が起きた位置に最も近いテレポート対象 もしくは敵の背後
- 味方のヘルスが低く、到着する前に死んでしまわないかどうか
- 敵が既に移動スキルを使って退けない状況であるかどうか
♦テレポート位置
なるべく早く戦闘に参加できる位置にテレポートしましょう。味方がガンクされたということは、おそらくテレポートが完了した時には戦闘状態である可能性が高いです。
また、味方のヘルスに余裕があると思ったのなら、多少離れた位置に飛んでも問題ありません。その場合は、テレポートガンクの場合と似たようなイメージで、敵に逃げられないような位置へテレポートしましょう。
♦キャンセルするパターン
テレポートが完了する前に味方が死んでしまった場合、あるいはテレポートのタイミングが早く、テレポートのエフェクトを見て敵が退いてしまった(ただの牽制になった)場合は、おとなしくキャンセルしましょう。
テレポートしても得られる物がない、あるいはトップのミニオンロストなどで損する場合において、テレポートを諦めることも重要です。テレポートのクールダウンも200秒になりますし、味方が死んだあとにテレポートを完了して自分もキルされてしまっては、拭えない不利を他のレーンに背負わせることになります。
ディフェンシブ / オブジェクティブテレポート
味方やチームのオブジェクトを守る際、あるいはオブジェクトを獲得するために使用するテレポートです。あまり攻撃的な意味がないので、タイミングなどをあまり重視する必要はありません。
例えば、
- スプリットしていたら味方が4v4に勝利し、タワーやバロンを取りにいく時
- 重要なタワーが割られそうで、守りに入る時
- 味方が追われているが反撃できず、敵をテレポートで牽制したい時
……などの場合に使われます。レーンに戻るためのテレポートも、この項目に該当します。
♦見るべき状況
- オブジェクトを取る場合であれば、チーム全員でオブジェクトを手早く取る必要があるか
- オブジェクトを守る場合であれば、守らなければならないオブジェクトであるかどうか
- 味方が追われている場合であれば、自分がテレポートで牽制すればデスが減らせるかどうか
♦テレポート位置
特に気にしなくていいです。守りたいもの、あるいは獲得したいオブジェクトの近くにテレポートしましょう。
番外編
逃げテレポート
逃げる手段が無い時、緊急脱出として使うパターンです。敵チャンピオンにテレポートを止めるスペルが無く、ヘルスが高ければ簡単にできますが、基本的にこれを狙う時はヘルスが低い状況なので成功しても"間一髪"というプレイになるでしょう。
成功率を上げるにはブッシュなどで視界を無くしたあと、敵がブッシュの視界を取るまでの時間を利用してテレポート完了までの時間を稼ぐ…というのが良いです。しかし、テレポート完了までの時間が4秒になった現在、狙うのは以前より難しくなっています。
しかし、失敗すればテレポートがクールダウンになる上にデスするのでかなり悲惨なことになります。自信がある場合のみ試すのが良いでしょう。
事故テレポ
イグナイトとテレポートを持った際、普段と違うキー配置により事故が起きます。自身にサプレッションと混乱を与えます。また、ブロンズ下位でも稀に目撃されます。
ヴィクトリーテレポート
ネクサス破壊直前や、相手のサレンダーを見てテレポートを使います。全く意味はありませんがやる人が多いです。
あとがき
私「ワード置いて!ワード置いて!!あーーワードが無いから飛べなかったぁ~~」
友「置いてるぞ」
私「あっ…ふぅん…」